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 講座「打出のコヅチ」

滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」

平成29年度  滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」全5回)  ※終了しました
  滋賀県には、国宝や重要文化財を含む多種多様な文化財が所在しています。滋賀県教育委員会と琵琶湖文化館では、これらの文化財を保護・活用するため、調査や保存修理・展示公開などさまざまな取り組みを行っています。
  本事業は、行政と博物館が協働して、滋賀の文化財をめぐるホットな話題を提供し、文化財を身近に感じていただくとともに、その魅力をひろく県民に向けて情報発信していこうとするものです。



◆ 講 座 内 容 ◆   

●第1回 「金剛輪寺・十二神将の魅力に迫る-平成28年度滋賀県新指定文化財より-」 5/18(木)【終了】

 
講師:古川 史隆(県教委文化財保護課)
 

内容:十二神将とは、薬師如来を守護する十二体の武装神です。金剛輪寺の護摩堂に安置される十二神将像は、像高一尺余りの小さな像ですが、各像とも表情や姿勢に変化を持たせており、バラエティーに富みます。写実的で生気あふれる表情や、激しい動きを瞬時にとらえた身体表現などの特徴から、鎌倉時代の製作と考えられます。滋賀県内に伝来する十二神将像の中でも指折りの優品に数えられ、作者が並々ならぬ技量の持ち主であったことが窺い知れます。講座では、彫刻史上高く評価される金剛輪寺の十二神将像についてその魅力が語られました。


●第2回 「究極の城 彦根城」 6/15(木)【終了】

 
講師:松下 浩(県教委文化財保護課)
 

内容:彦根城は、関ヶ原の合戦後、徳川家の重臣井伊家の居城として築かれました。徳川氏による近江支配の要として、また大坂城の豊臣氏に対する最前線として、重要な役割を担いました。彦根城は、戦国時代を通じて発達を遂げた城郭の縄張の究極の姿が見られる城です。国宝天守をはじめ、主要な城郭建造物が重要文化財として現在も残ることから、建造物への関心が集まっていますが、縄張や石垣といった地面に残された遺構もまた特別史跡に指定されていることからわかるように、大変貴重なものです。また、城の周囲に広がる城下町も近世城下町の完成形として高く評価されています。講座では、縄張や石垣などの遺構を中心に、彦根城と城下町の全体構造と、そうした城や町が築かれた歴史的背景について紹介しました。


●第3回 「日吉山王祭礼図を読み解く」 7/20(木)【終了】

 
講師:渡邊 勇祐(滋賀県立琵琶湖文化館)
 

内容:湖国三大祭の一つである山王祭。その勇壮かつ華麗な姿は、京都の祇園祭や賀茂祭などと並んで、風俗画・祭礼図の代表的な画題として数多く描かれてきました。琵琶湖文化館の収蔵品にも、ダイナミックに描かれた屏風や各儀礼を詳録した絵巻物など、多様な日吉山王祭礼図があります。また長い歴史を持つ山王祭は、比叡山の焼き討ちや神仏分離など、時代の趨勢(すうせい)によって、その姿を様変わりさせながら現在に至っています。講座では、琵琶湖文化館に収蔵されている日吉山王祭礼図を中心に、文献資料などを手がかりに、前近代の山王祭の様相について語られました。


●第4回 「近江の曳山祭り」 8/17(木)【終了】

 
講師:矢田 直樹(県教委文化財保護課)
 

内容:平成28年)2月に全国の33件の「山・鉾・屋台行事」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。滋賀県からは、長浜曳山祭りがそのうちの1つとして登録されました。県内には長浜以外にも、大津や日野・水口・米原・大溝など多数の曳山祭りが行われています。京都の祇園祭に代表される「山・鉾・屋台行事」とは、そもそもどのようなお祭りなのか、全国の山・鉾・屋台行事や県内の曳山祭りの特徴、そして「山」がなぜ動くのかをご紹介しました。


●第5回 「朝鮮通信使と近江」 9/21(木)【終了】
 
講師:井上 優(県教委文化財保護課)
 

内容:「朝鮮通信使」は、江戸時代に朝鮮国から日本へ派遣された外交使節団です。11回の通信使行列が近江国の朝鮮人街道などを通って江戸へ往復し、県内の各地で文化交流が行われました。通信使に2度同行した近江出身の対馬藩儒・雨森芳洲の外交思想にも触れながら、ユネスコ記憶遺産登録候補である朝鮮通信使関係資料などを通して、近江の異文化コミュニケーション史を振り返りました。